大杉谷 (千尋滝、シシ淵、にこにこ滝、平等嵓)

Osugi
GW10連休。行ってきました、吉野熊野国立公園内、奈良と三重の県境に位置する日本三大渓谷の秘境大杉谷。昨年の感動が忘れられず、冬も「大杉谷、い・き・た・い」と何度もつぶやく。そして「これと同じ写真が撮りたい」と、どうにも欲望が抑えられなくなった。山嫌いな副本部を”騙し拉致”することもなく、あくまで「川」目的ということ納得して頂き、地獄へ道連れ。「日没までに戻ってこれるか?」と不安を感じながら殴り書きした登山届けを見た副本部長が言う。。。。。「読めん、こんな字」。車は15台くらい。酔狂な人達がいるものだ。



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サンパツ(宮川第三発電所)の登山口から登ると、まずは大日嵓。こんなところで泳いでいたおっさんを見た登山者は、滑落者か狂人と思っただろう。


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こんな吊橋をいくつも渡る。


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天気は晴天。眼下の淵は陽の光を浴びエメグリに輝く。「泳がない」というこの状況は自分でも理解できないが、今回は「同じ写真」を撮りに来た。


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道なき岩場を鎖につかまり、よじ登っては降りるを無限に繰り返す。これが普通の登山と違うところ。


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最初のポイント千尋滝。山の上から大量の水が噴出している。意味が解らん。落差180m。すごいの一言。ここまで休みなしで1.5時間くらいかな。ここからもっと地獄に。


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そこから30分。上へ下への無限の岩場鎖渡りを繰り返し、シシ淵到着。噂に違わない美しさ。


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見えているにこにこ滝へは300mくらいだが、30分を要す。帰りも同じ道を戻らねばならない事を考えるとまだ半分以下。「憂鬱」というような生易しい言葉では片付けられない「拷問」であるが、とにかく「同じ写真を撮る」執念だけ。半脱水症状で朦朧とした意識の中、とにかく谷底へ落ちないように、鎖に掴まり足を前に進めるだけ。


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にこにこ滝(落差50m)に到着。もうどうでもよくなっている。体力も限界に近い。平等嵓までは更に200m/20分。諦めようかとも思ったが、「もう二度と来れないぞ」と奮い立たせ、とにかく岩場を進む。もう、タオルはベタベタで吸水しない。


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そして、12:40目の前に現れたのは写真の光景。案内看板には「伊達直人が宙吊りにされ、地獄の特訓を受けていたトラの穴の吊り橋」と書いてある。ここだったのか!知らなかった!冒頭の写真は谷底から撮ったようでアングルが違うのが残念。


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シシ淵まで戻り、岸壁に挟まれたにこにこ滝を見ながら昼食。食欲はない。とにかく水をがぶ飲みしたいが、帰りを考えると唇を濡らす程度しか飲めない。
帰路は思考能力ゼロ。休んで筋肉が冷えたのもあり、足が痙攣し、一時歩行不能になり焦った。副本部長も足が破壊された。通常、下山は登山より圧倒的に速いが、このルートは違う。標高差はたった200mだが、その間数十mの上下を無数に繰り返すので、帰路も往路と同じだけの時間がかかる。とにかく「日没までに戻らねば」の一心で、どこまでも続く「拷問」に耐え、足を前に出すだけ。足が壊れようが、自分の足で歩かなくては進まない。無事サンパツが見えた時は本当にほっとした。平らな道のありがたさを、座ってアクセルを踏むだけで前に進む幸せを実感した。

宮川温泉で筋肉をほぐし、お気に入りの定食屋つるたろうであなご定食を食したが、一番おいしかったのは普段飲まない甘ったるいネクター。この上なくおいしかった。


5:30自宅出発-9:10大杉谷登山口-10:30千尋滝-シシ淵-ニコニコ滝-12:40平等嵓-16:00登山口。
往復14kmの道のりだがキツかった。体力自慢の人はどうぞ。

ここで一句、「乳酸出まくりの身体にはネクターが一番!でも、こぼしたら大惨事」
(2013/4/28)

コメント

No title
こんばんわ、ご無沙汰です。
私もこの連休で魚跳渓と大杉谷まで写真撮りに行ってきました。
大杉谷、自分は入口のところで引き返してしまいましたが、いずれシシ淵には行ってみたいです。
ただ、道中重機が目につき、気になりました。

今年の夏も更新楽しみにしています。
No title
いい連休でしたか?期待していた四日市あたりの渋滞緩和策は効果がイマイチ出ていないので何とかして欲しいです。三重に行くときは気が重いです。今度リアル銚子川も行ってください。

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