霧ケ滝 (長野県南木曽町)

40代最後の夏である。今年も夏休みはなし。何のために生きているか判らなくなる時がある。「不惑の40代」は悩み続けた。50代で天命を知るらしいが、自分の天命は「自然と遊ぶこと」であることを既に知っている。色々考え悩むことは多々あるが、とにかく「頭を空にして、夏は遊ぶ」が自分のPrincipalである。

今日は、ここ数年来の念願であった作戦wを決行すべく、マイ川へ向かう。ここ2.5年、どうやったら辿り着けるか思案していた。辿り着けるかは半信半疑の場所。

林道をテクテク歩き、以前から目をつけていた踏み跡を探り、川原に下りる。川原に降りれれば勝算はある。ここからどうなるかは不明であるが、副本部長の防水リュックに必要物のみ詰め込み、ひたすら沢を登る。あまりに美しすぎる。さすが、マイ川である。大金持ちだったら、この渓谷を買い占める。
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大岩を何個もよじ登り、冷やっこい淵を泳ぎ渡り、ひたすら沢を登る。
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沢を30分登り、ついに目の前に現れた霧ケ滝。ここで溺れることが数年来の念願であった。アブもおらず快適。。。。。右下副本部長も、この後起こる惨事は想像もしていない。
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エントリし、はやる心を抑制し、慎重に近づく。水量は少なめであるが爆音が岩壁に轟く。
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文字通り、滝に揉まれる。危ない、危ない。自然にとってみれば人間の命なんて微塵もない。
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想像通りに美しい。遠目の映像では、スーパー銭湯の「打たせの湯」にしか見えないが、こちとら命がけ。首の骨も折れそうな水圧。背中にあたる水が、火花のごとくバチバチと音をたてスパークする。



滝直下は風圧と飛沫がすごく、息苦しいほど。グリップできる岩はほぼなく、1cmの出っ張りに指先を引っ掛け流れに抗う。暴風吹きすさび、体温はどんどん奪われ、身体がガクガク震える。カメラ操作しようにも、手が10cmも震え、コントロールできない。脳の命令通りに動かない手の震えを見ながら、「人間の身体はこんな風になるんだ」とびっくり。帰宅後も、寝るまで鼻水止まらず。



水中はエンジェルダストのように水泡がきらめく。水圧、水流きつく、半分溺れた副本部長が目の前を流れる。



「念願叶って、いい一日だった」と引き上げる頃から、アブに襲われ出し、2人とも刺されまくり。あと少しで安全地帯というところで、副本部長から「右目の横やられました」と被害届けあり。見ると蚊に刺されたようなふくらみが。「大したことないじゃん」とタカをくくっていたら、時間とともにドンドン腫れは肥大し、
→10円玉大の虫さされ
→右目全体の目んぼ患った子供
→恋人と喧嘩して泣き明かしたOLの翌朝の顔
→恋人と喧嘩してグーパンチで殴られたOLの翌朝の顔
→リアルお岩さん
→15ラウンド右目だけ殴りあったボクサーの顔
に急変。右目は完全につぶれ、特殊メイクとしか例えようがない恐ろしい形相。タブレットで応急処置を調べようとするも、気付くとネットサーフィンで脇道にそれ、「ボクサー」やら「美人ラウンドガール」やら「お岩さん」を検索している相棒想いの私。スーパーで氷、薬局で抗ヒスタミン剤購入し、手当てするも効果薄し。どこまで腫れるのかという興味もフツフツ沸きだした頃、あれこれ思案し、熱々ホット缶コーヒーを30分患部に当て続けたら、魔法のように「恋人と喧嘩してヤケ酒飲んで、泣き明かした翌朝の二日酔いのOLの寝起きの顔」レベルに回復。虫刺されは「冷やす」でなく、「解毒のため温める」が正解であることを実証でき、医学に貢献できたと2人で祝杯。

大自然に遊んでもらうには、覚悟が必要であり、命懸けである。

(2014/08/02)

コメント

こんにちは♪
おおおーっ!また行かれたんですね(((o(*゚▽゚*)o)))
滝壺涼しそう!ここも綺麗だしいいですね♪
流れる副本部長笑えます(~_~;)
こないだの秘密の場所、調べてみましたよー❤︎
旦那いわく、nakajiさんのナビないと辿り着けんなって(笑)
今週末お天気良かったら山登り*\(^o^)/*
めっちゃ暑かったら川遊び( ´ ▽ ` )ノ
の予定ですが、
台風着てますね…(ー ー;)

No title
mokosさん

夏は、本職の川スノーケラーに戻ります。

美人過ぎる川ですが、残念ながら、一般の人が、すっと行って、すっと泳げるような、生易しい場所ではないです。

長野の阿寺渓谷、三重の銚子川はきれいなのでお奨めですが、両者有名なので人も多いです。

今週末は、雨っぽいすね。
目を付けている登りたい山あるので、回復を祈ってます。(また、マニアックな変な山です)

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