ギリシャ

2008年3月とうとう行きましたギリシャ。一家総出で11日間。目的は観光ではなく、愛知万博で知り合い家族となった我が娘達に会いに行くこと。それは中島家全員の夢でした。同じ太陽・同じ月を見ながらもお互い遠く離れた地で過ごした3年間。同じ空の下にいるんだからいつかまた会えると信じてた。

Atheneアテネだぁ!とうとう着きました。名古屋からドバイ経由で片道20h。到着4時間後にストで空港は閉鎖、ストで地下鉄も銀行も停止、ゴミ収集車もストで来ず街中ゴミだらけ、主要道路はデモで閉鎖され若者は警官と乱闘、街に立つ警官は全く緊張感なし、どの車もホコリまるけ、4車線の道も駐車車両で実質1車線、路駐は前後5cmの神業、駐禁のためプレートを外されている車、ライダーはヘルメットかぶらず、3人乗りもチラホラ、野良犬わんさか、山はハゲ山、川もなし、街中タクシーだらけ、運賃払わずに乗り込むバス乗客、切符買わずに改札抜ける客、ちょっとでも車間距離をあけるとすぐクラクションならすドライバー、ちょっとぶつかっても何事もなく走り去る車、ゴミ箱は5mおきにあるも誰も使わず、地下鉄掘れば遺跡だらけですぐ工事中止、物乞い街中ウヨウヨ、バスの中でも診断書を見せながら「私はこういう病気だから恵んでくれ」と演説をかます若者、警察が来ると即座に店をたたんでスタコラサッサと民族大移動するニセブランド商品を路上販売するアフリカン達、男も女もタバコプカプカ、銀行員もデスクでプカプカ、トイレで紙は流せず、お湯はちょっと使うと沸くまで15分、ユーロ導入で物価高騰、仕事がないと嘆く若者達。これが私が見たギリシャです。一言でギリシャを表すとカオスです。しかしみんな人生を楽しんでいる。女性もみんな本当に美しい。この娘となら人生やり直していいと思えたのは100人以上。ビバ、ギリシャ。

Gotothessalonikiこれがお目当ての3人娘。左からエリザベス、エルサ、ディミトラ、そしてブルーザブロディ似はエリザベスの友達の数学の先生アガサクリ。3人ともかの中島家ご一行様が来希するということで何度も打ち合わせを実施し、退屈して暴れださないように毎日色々計画してくれ、誰の家に泊まってもらうかで喧嘩したらしい。うれしい限り。3人揃って空港まで迎えに来てくれ再会は涙々。骨が折れるほどのハグ。

Parthenon2Parthenon_templeアテネといえば美しいアクロポリスパルテノン神殿。アテネの中心にどかーんとあります。アテネ滞在中は何回も周遊し計5周くらいしたかな。夏場は恐ろしいほどの人らしい。

On_then_way_to_lykavitosParthenon4アテネ中心部を朝から晩まで闊歩。リカビトスの丘は中心部にありここからアテネ市街全てを見渡せます。喧騒とした街の中心にアクロポリスが光り輝く姿は本当に美しいです。

PorosAegean旅行会社に勤めるエルサがエーゲ海3島クルーズをプレゼントしてくれました。ボロス島、イドラ島、エギナ島を1日かかって周遊。船内でNY出身のボルボセールスマンの青年と友達になりました。ヤンキースの帽子を被りマツイの話を振ってきたので、逆に「イチロー知ってるか?」って聞いたら誰それ?って「マリナーズの野手で野球の申し子だ」って力説しました。まだまだだなぁ鈴木君も。ギリシャっぽい白い壁に青い扉はイドラ島。お馬鹿姉弟もご満悦。
Apolonエギナ島のアポロン神殿。柱一本しか残ってませんが、それはそれで風情があってよかった。雨上がりに夕日を浴びとても神々しく印象的だった。悔やまれるのはピスタチオを買う時間がなかったこと。エギナ産は極上の極うま。

Sunion2Sunionポセイドン神殿があるスニオン岬。エリザベスのお父さんに車で連れて行ってもらいました。一番美しいと感じた場所。エーゲ海を見下ろす小高い丘に何千年の時を超え聳え立つ神殿を見たときはちょっと感激しました。本当に美しい。青いエーゲ海。夏場にmyスノーケルセットを持って訪れたいなぁ。1日居たかった。

Karanikolou_familyDemetra_mamas_cookingデミちゃんの家では何度も食事をご馳走に。ママは初めて会いましたが、会った途端「唯、希純!よく来てくれた」と涙をボロボロ流して喜んでくれました。日の出ずる国から話に聞きし中島一家が来るということでそそうがあっては大変とばかりに国賓級のおもてなし。ディミちゃんはHardrock好きでDreamTheaterの大ファンと知り盛り上がりました。ipodでぼくの演奏を聞かせたらぶっ飛んでました。「どや、おっちゃんこう見えてもすごいやろ?」はギリシャでも通用しました。
Fanariotou_familyFanariotou_hometownアテネから北に500kmギリシャ第二の都市テッサロニキへ。日本で毎週会っているエレーニがちょうどギリシャに戻っているので「絶対来て!」と懇願され、家族にも会いたかったので。電車で6時間の旅。ここでも日の出ずる国から話に聞きし中島家族が来るということで王様級のおもてなし。ヨルゴスパパはコーヒー販売業で成功したマフィアのボスみたいな人。綺麗なお姉さんは彼氏と別れたばかり。弟は3日の滞在で聞いた言葉は「足が痛い」のみ。一足先に日本に戻るエレーニ抜きでテッサロニキから1時間ほどのママの田舎に連れて行ってもらいました。ママは英語が喋れるのでコミュニケーションは問題なし。よかった日頃から英語鍛えておいて。芸は身を助けるってやつ?エレーニはママの英語が始めて役に立ったといってました。お互いの国の歴史や、戦争、原爆、自衛隊に対する考え方まで話しました。私の持論は「日本はあの時狂っていた。原爆落とされて初めて勝てないことを理解せざるをえなかった。その後結果的にアメリカの文化を受け入れ成功した。世界で唯一原爆を落とされた国だから、日本はその悲惨さを語り継ぐ義務がある。その悲惨さを語り継げるのは世界で日本だけ。」ってとこですかね。自衛隊については「日本はいかなる軍隊も持ってはダメと憲法でうたっている。でも戦闘機も戦車も潜水艦もあり世界3位の軍事費を使う。でも軍隊ではない。日本は国際協力で軍隊を出せなかった。お金だけ出していた。お金だけと非難されるけど日本のサラリーマンが死ぬ気で働いて生み出した大切なお金。でも時代が変わって許されなくなっている」って小難しい話で盛り上がり。英語が話せないかみさんや子供はちょっと退屈気味だったかも。ブズキ(ギリシャの民族楽器)で「日曜日はだめよ」を弾いたらおばあちゃんは大喜びでした。フランスの唄だと思っていたらギリシャの唄だってさ。知ってた?そもそも映画好きでないと知らないか、そんな曲。
Indepenceday3日滞在したテッサロニキでは独立記念日のパレードが。第二次世界大戦時対ドイツレジスタンス活動をした年配の方々が先頭で「Forマケドニア!」ってこぶしを振り上げ雄たけびを。アレクサンダー大王の地マケドニアに誇りを持っているのがヒシヒシと感じられる一幕。それにしても綺麗な娘さん達がわんさかわんさ。

Vlachou_familyエルサの家にもご招待を受けました。この家族本当に賑やかというかやかましい。よう喋るわみんな。ギリシャ人はよく喋ります。テッサロニキに行く電車で向かい会った初対面同士の人も4時間淀みなく喋りっぱなし。この家族で育ったエルサは強くなって当然。純度100%混じりっけなしの庶民派家族でした。ここでも日の出ずる国から話に聞きし中島一家がくるということでビルゲイツなみのおもてなし。ギリシャ人は若い人はみんな英語が喋れます。お父さん世代はギリシャ語のみ。兄嫁エレーニは「日本をうらやましく思う、ここは仕事がなく、給料が安い」と嘆いていました。ギリシャで会った若い人はみんな同じ事をいうので本当に深刻な問題なんだなぁと。
Elsaエルサは本当に綺麗で頭がよく、勉強熱心でとても元気でチャーミング。



Open_cafeオープンカフェは最近は日本でも多くなってきましたが、ぼくの中ではやはり外国を感じさせるもののひとつです。





Old_churchアテネで一番古い教会。シンタグマ公園から北上したところ。カトリックともプロテスタントとも明らかに違うもの。街には京都のお寺並みに教会がいくつも。ギリシャ正教の司祭さんもよくみかけます。基本的には信仰深い国でエルサもイースターの前とのことで肉を食べませんでした。驚いたのは教会の前を通る時みんな十字をきるんです。かみさんのショッピングに飽きて店の前で1時間通行人観察してたら結構な人が十字を切ることに気付いたのです。年配系はかなりの確率。若い綺麗なお姉さんやお兄さんも。いちゃついたカップルも前を通ると自然に十字を。割合は20%くらい。教会の入り口に蝋燭を灯した小部屋があるところもありロウソクを捨てては新しいのに変え、膝まづいて壁のキリスト絵にキスをしお祈りします。綺麗な服を着た若いOLも結構普通にしてました。

Plakaアクロポリスの下にある繁華街プラカ。ギリシャ人は夜中から飲みに繰り出し朝まで飲むのは普通らしい。この日はエルサの友達と彼氏とデミ君も合流しスブラキ。ブタ肉で手巻きみたいになっているのが正式らしいが私は皿盛りのチキン版を。座っていても物売りや演奏売りが何人も来る。まぁそれもアテネ。

L長い間泊めてもらったパパレクソプル家の最後の晩餐はジャジキ入りスブラキ。おいしかった。エリザベスの彼氏のデミトリス君(求職中)に「エリザベスを幸せにしてやってくれ」ってお願いしたら「ベストを尽くす」というので「いや、しなければならないのだ」とバカボンのパパ的英語で念を押しときました。

Emilates11日間のギリシャ滞在はあっという間に終わり、涙々のお別れ。夢のような再会は過去のものとなり自我茫然。帰りの飛行機でエミレーツの帽子をかぶらせてもらった唯チン。タダでさえ可愛いのに。。。

この日から、また次にみんなに会える日を楽しみに生きることができるようになりました。感謝。

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