2014年07月の記事 (1/1)

美人すぎる川

副本部長と「夏が来た喜び」を分かち合う。気付くと7末である。カヌー遊びついでに潜っている本部長はさておき、私は初潜りである。
始めに言っておきますが、今年はダメです。色々あり、正直、川に没頭できる精神状態にありません。期待しないでください。冴えた文章を書く自信もないです。なので、みなさん、私の分も遊んでください。では、遅くなりましたが、2014年度川開き宣言をします。

誰一人いない山の中で何度も「うぉー」を連発し、泳ぎまくる。ゴミなんて一つも落ちていない、手付かずの世界。魚影も濃く、多種多様な魚が棲む「川魚の宝庫」。意味が判らないほど美しい場所。なので今回は非公開。悪しからず。
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一通り泳ぎまくったら、沢登りへチェンジ。いくつもの巨岩を↑へ↓へ、美しすぎる淵を→へ←へ渡り、遡上。
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どんどん狭くなり、水の流れ来る方向を遡る。「そっち行ける?」「行き止まりっす」「こっちから光が射してるぞ、抜けれるかも」を繰り返し、自然が生んだラビリンスと戦う。
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もう訳が判らない状況であるが、とにかく全身を使って前進する。本当に楽しかった、自然との格闘。
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飯も食わずに遊び呆けた夏の1日。ぷかーっと浮いて、ベースに戻ると、デジカメを紛失していることに気付く。「あちゃー、やっちまった。。。」。憂鬱を抱えたまま、とりあえずソバを食らう。失くした場所の当たりを付けた後、延々と川を戻る。自然は大きい。正直、「見つからないわなぁ」と諦めオーラ満載。「どこや、返事しろぉー」と探して間もなく、奇跡は起こる。川底に沈んでいるカメラを発見。あまりにも透明すぎるおかげで、くっきりと見えた。山へ川へいつも一緒の相棒を置き去りにすることはできない。
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(2014/07/26)

北沢峠→双児山→駒津峰→甲斐駒(2967m)直登ルート

狙っていた。台風一過の晴天。東京出張帰りの新幹線で、「久々高い山登ったろう!甲斐駒じゃぁ!」と衝動決め。23時帰宅、3時起床。高速代をケチり(これが災い)、153号線をブッ飛ばす。
いい感じに飯田山本まで行けたが、昼飯準備とトイレ時間を考えると、6時始発の南アルプス林道バスにはどうにも間に合わない。これを逃すと次便は8時。時間に追われる日常から脱却すべくの登山なのに、自分の思慮の浅さを嘆く。結果、「あぁ、やっちゃった」とあきらめ、トイレもゆっくり済ませ、伊那市のバス発着場仙流荘に着いたのは6:15。

「何この行列?50人以上並んでる」。聞くと、6時発の待ち組みで、現在ピストン輸送中、席に余裕あれば同乗可とのこと。8時便を覚悟していたが、ラッキーにも7時乗車。
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一般車不可の南アルプス林道を約1時間バスに揺られる。7:50北沢峠(2032m)着。最終バスは16時。乗り遅れたら。。。ジエンド。
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9:20双児山(2649m)着。ここまでの1.5時間は、眺望のない白樺林をひたすら登ってきた。涼しくてTシャツ一枚で丁度いい。双児山山頂手前でハイマツとなり、どっかぁーんと眺望が一気に広がる。あまりの素晴らしさに、頭が空っぽになり、言葉が出ない。登るべき甲斐駒が見え出したがまだまだ先。
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陽が上がるとともに、下から雲が上がってくる。
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とにかく天に向かって歩くだけ。登り切らないと次は見えない。
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10:00駒津峰(2752m)に到着。甲斐駒と文字通り対峙。「うっひょー!すげぇー!」と声が出る。圧倒的な存在感。18ある駒ケ岳の最高峰。積雪はないのに花崗岩で雪山に見えるのが特徴。「こんなん登れるか!ここで十分」と引き返す人もいた。「マジ、これを登れと言うのかい。。。」と隣の若者がグチる。ここにリュックを置いて登る人もいる。ここからが本番。登るべくルートを目で追い、トレッキングポールを仕舞い、最後の気力を振り絞る。山頂までは1時間ちょっと。
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頂上を目指すには、直登とトラバースの2ルートある。同じ山に二度登るほど時間に余裕がある人生ではない。「どうせ登るなら険しい道で」と、最初から前者に決めてここに臨んだ。直登ルート六万石を超えねば頂上へは行けない。赤ペンキ↑を頼りに、大きな岩を何個もよじ登る。普段の中低山登山では使わない筋肉が悲鳴を上げて痙攣気味。
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想像よりキツかった六万石を登り切り振り返る。万里の長城のようである。頂上はまだ先。とにかく登るだけ。誰も止めないし、誰に強制されている訳でもない。登りたいから登っているだけ。
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頂上まで、もう少し。まるで月面のような白いザレ場を慎重に登る。
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あと少し。次に置くべき足の位置を確認しながら、青い空に向かって一歩一歩足を進める。
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山頂でくつろぐ人が見え出した時、「ん?ペンギンの置物?」と思ったのはライチョウ。初遭遇。ヒナ4匹もいる。近づいても全然逃げない。会えるのは心がキレイな人だけらしい(ウソ)。



そして11:30山頂到着。何度も写真で見た場所。南アルプスを登るなら、まずはここに来ようと思っていた場所。写真撮影以外ほぼ休みなしで3.5時間。
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360度何も遮るものはない。全てが見える。100名山の1/5は見えているかも。中アと御嶽が肩を並べる姿も、八ヶ岳の全貌も、この南ア北岳と間ノ岳も、鳳凰三山地蔵岳オベリスクも初めて見る。残念ながら富士山だけは雲隠れ。
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頂上から大パノラマを堪能したが、これだけでは満足しない。3000m級の山に登ったら、やりたいことがある。ずばり「目も眩むようなガケのエッジに立つ」である。非日常を味わうために、ここに来た。誰もいない駒ケ嶽神社祠側黒戸尾根の絶壁へ移動し、エッジに座り、足を投げ出し、空中浮揚。宝剣ほどではないが、かなりのゾクゾク感。
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後ろ髪を引かれながらイヤイヤ下山。本当に降りたくなかった。遥か後方からまだ下っている人多数で「最終16時のバスには余裕やろ」と、時間を気にせずチンタラ下山。一歩歩く度に小さくなる甲斐駒を何度も振り返り、北沢峠を目指し、ひたすら歩く。下り嫌いの私には拷問。ヘロヘロで北沢峠バス停に着くと。。。。誰もいない。。。。「これってヤバイ状況か?」と、20kmの林道をトボトボ下山する自分の姿が頭をよぎる中、おじさんが寄って来て「下山するの?山梨側?伊那側?もう4:20、とっくにバスは出てるわ。ちゃんと時間守らな困るよ。ゆっくり降りてくるのはみんな泊まりの人や。バス追いかけるから乗りな」とノアの箱舟ならぬ、伊那の助けバン。最終バスに乗り遅れたバカ野郎のフォロー係がいるとは聞いていたが、まさか自分がそのバカ野郎だったとは。。。「ご迷惑をお掛けします」と平謝りし、バンに乗り、途中でバスに合流。
行きも帰りも決められた時間すら守れず、人の好意やらで事なきを得た1日。最近の自分のダメさ加減、てきとーさ加減を猛省するも、いつもの153号道の駅平谷の温泉に入ったら。。。全て忘れた。こんなバカ野郎に山を登る資格はないが、山登らーはみんなバカ野郎だから又登る。

何だかんだと、登り3.5時間/下り3時間、11km、累計標高差1729mの山行完。

ps:何度も出会い仲良くなった長野市のOL二人組、磐田市の元気なご夫婦、ありがとうございました。また、どこかで。
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で、とうとう買ってしまった。制覇した100名山だけは、買うことにした。
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(2014/7/12)