1.山登らーの記事 (1/6)

吉野の旅③.大峰山(1,915 m)

今日はここ一週間で5つ目の百名山大峰山を登る。 


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ガソリン事情でクーラーかけれずに、蚊に悩まされながら何度も起きた夜を過ごす。 足に違和感、鈍痛あり、左右並べると、左が巨大化している。。。。甲も分厚く、足首もなくなって「サリーちゃんの足」状態。 何この足。 疲労骨折である。 この足で近畿最高峰八経ヶ岳に登れるのか? 行程を調べると、片道5m程度。 なら何とかなるでしょう。 左足に負担かけなければ。。。。。と言うものの「誰か教えてくれぇ!!!足に負担かけない登山ってあり得るのかぁ!!!」



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昨日下ってきた道を再び登る。 しかし、「GPS圏外」ってなんだ? それぐらいすごい山の中。



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50分で行者還トンネル駐車場へ。 金・金・金・・・とてもイヤな感じ。 しかも1000円って他の山と比べて高い。 トイレ有料って、山頂でなく登る前なんですけど。 水もあり過ぎるぐらい豊富なのに。 自分が造った訳でもない高い山の御加護を利用し、路肩を全面駐車禁止にし、結構な金額で「停めさせてやる」態度。 自分は何一つ生産的な活動をする訳ではなく、一日中受付に座っているだけ。 「この山はお前のものか?」と問いたい。



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てな気持ちはおくびにも出さず6:40エントリー。



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尾根にとりつくまで相当な急登、難所が続く。 延々と難所。 キッつぅー。



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1時間で尾根着。 会ったどの人も「この最初の1時間で体力使い果たした」と言う。



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左に行くと、西の覗きで逆さ吊りにされる女人禁止の山上ヶ岳である。



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次の1時間弱は、比較的なだらかな平地。



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途中に宿地跡が2か所ある。 ここ大峰山脈一体は修験者の修行の場であり、ぐるーっと周回できる。 途中で「っぽい」数名とも出くわした。



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ガスってきたが、直射日光地獄よりはマシと諦める。



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ようやく弥山ゴールが見えた。 最後の1時間もキツイキツイ、バッテバテ。 完全に舐めていたこの山。 出会う人、みんな同意見。



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予想外に大きい避難小屋。



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えげつなくキツかった。 3h10m、遅っそー、これが私の実力。 足は何とかもってくれた。



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台湾ラーメンでお馴染みの弥山(1895m)の頂上は、この奥の院。 皇太子さん登山記念碑もあった。 やるなぁ、皇太子さん。 しかし、登山好きにお付きのSPも大変だろう。 そういえば、部下のお姉さんが富士山登ったら、頂上に皇太子さんがいて、訳わからなくなったと言っていた。



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ヘロヘロで「ここで終わりにしようか」と弱さも見え隠れしたが、「多分二度と来ないから行かねば」と、近畿最高峰八経ケ岳に向かう。 というか、駐車場で弥山でなく八経ケ岳のバッチを購入したので行かねば、それを見ては後悔することが目に見えている。 しかし、ここにきて一旦下るのがもったいなさ過ぎと凹む。



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さすが多雨の吉野、コケが美しい。 最近ブームであるが、よーく見ると美しいことに気付いた。



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希少植物を鹿害から守るためフェンスで閉じられている。 オオカミがいなくなったことで、鹿も増え、いろんな弊害を産んでいる。



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4時間丁度の10:36、八剣山こと仏経ヶ岳こと八経ヶ岳ピークハント。 舐めくさっていたこの山を。 足の不調もあり、ガスで眺望なしでテンション上がらずなのもあったが、エグい山であった。 久々の「辿り着いた感」充満。 昼食のバナナを食していると雨。 結構降ってきたので頂上15分程度で 10:51下山開始。



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下山はガスガスだが、あの南駒の地獄絵図を思えば、屁みたいなもの。 涼しくってイイや的。




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本日の楽しみはこれ。 天川村の乾物屋で見つけた好物のコメッコ。 キオスクぐらいでしかお目にかからない。
 


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最近、このスタイルが多い。 そういえば、剣山下山時、可愛い金髪の女の子から「Oh!Viking!」と言われたので、「No, i'm a prince of Arab. If I dig a desert and get tons of coal oil, are you married me?」と返したら、思いっきり笑われたのを思い出した。 YesなのかNoなのか、女心が判らないのは世界共通のようだ。



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何度も雨に降られ、その度木陰で雨宿りをしていたら、何故か登りと同じ4時間を要し、15時丁度駐車場着。 洗い場の冷たすぎる水でクツを洗い、身体を拭きスッキリ。 久々のヘトヘト。 足は何とかもってくれた。 それにしてもエグイ山行だった。


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ということで、吉野の山に別れを告げ、完全下道で帰路に就く。 3日で600km弱。



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桂記章のは好きでないが、桂のしかなかった。



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何度も言うが、エグイ山であった。 その印象しかなく、その言葉が適切かと。 「(八経ヶ岳だけに)発狂するぐらいキツイかった」と数人言っていたが、こんなに身に染みた親父ギャグはない。

今度吉野に来るときは、山上ケ岳で逆さ吊りにされて「親を大事にするか!」「はい、します!」と、ドM山行でもやってみたい。

(2017/8/18)

吉野の旅①.大台ヶ原山 (1,695m)

7日間の中四国の山川行を終えクタクタ。 しかし一日休んだら山が恋しくなったので「また、ちょっくら行ってくるわ」と言い残し、もう一旅へ。 百名山もう2つ制覇するため2泊3日で吉野へ旅に出る。  


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天理教の恩恵をありがたく感じ、夜の東名阪国道25号をぶっ飛ばす。 ここ一週間でどれだけのトンネルをくぐったことやら。 夜中1時に力尽きPAで寝る。



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朝6時に起き、宇陀市の道の駅でせんと君に会う。 東京芸大の教授がデザインして採用したが、県民の8割から「気持ち悪い」とNGを食らった。 しかし、その問題が全国的に報道されたことにより、一気に認知され、認められた不思議な存在である。 いわく付きの生い立ちがゆるくないゆるキャラである。 よーく見ると、やっぱ気持ち悪い。 デフォルメが足りず、半分以上人間的なところが気持ち悪さの主因であろう。



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どんどん山奥に踏み入ると、岩壁にこんなものを発見。 誰?と思うと、後でその名が出てくる山林王。



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大台ヶ原ドライブウェイに入る。 どんどん高度を上げる。 ガス多いが、そんなのは山では当たり前のこと。



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9:45駐車場着。 



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教会があるのは知っていたが、鳥居マークとは? 調べると興味深い記事を見つけた。 
これ、と、これ

自分の吉野のイメージは「最後のニホンオオカミの地」である。ニホンオオカミは、大神、山犬とも呼ばれ、山との関わりは深い。 1905年にここ東吉野で捕獲されたのを最後に絶滅したとされる。 しかし近年でも目撃談はあり、「まだ生きている」と捜査している人達もいる不思議な生き物である。
偶然、今日の新聞に「38年ぶりに対馬でニホンカワウソ発見?」という記事が出た。(残念ながら糞のDNA鑑定でユーラシアカワウソっぽい)。 ちなみに、これが最後の映像で、昔から何度も見た。




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ということで、ビジターセンター横から入山。 大杉谷から踏破しなければ、意味はないが。。。



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平坦な遊歩道を歩く。 「ひと月で33日雨が降る」と呼ばれる大台の森には思い入れがあり格別である。



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汗をかくこともなく展望台へ。 何も見えん。



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ちょっと登ると、ほどなく頂上展望台が見えて来た。



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宮標石発見!



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登り出し30分で三重県最高峰、100名山大台ヶ原山こと日出ヶ岳ピークハント。。。。なんか切ない。 これで登ったと言っていいのだろか。。。
下山時に何故か左足が痛いことに気付くが、それ以上は気にせず。



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駐車場の売店でピンゲット。 たこ焼き(6個/400円)はおいしかった。 その後、眠いので絶景を見ながら爆睡。



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桂のかぁ。。。。



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100名山の中で、一番簡単に(しかも、ダンチに簡単に)登れてしまう山。

(2017/8/17)


中四国の旅⑤.剣山 (1,955m、徳島県)

若い頃、ギターを担いで登った記憶のある徳島.剣山制覇編。


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石鎚山下山し、13時頃駐車場着。 ここから徳島剣山を目指すが「また登ってきたあの道を戻るのイヤやなぁ。。」とナビで調べると、瓶ケ森林道という稜線伝いの天空の道があることを発見し進む。 カメラで撮ると和らぐがすごいガス。 10mも視界がなく、急に対向車が現れビクビクの連続。



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ガスがなくなれば絶景。 この天空の林道スゴイ。 お薦め。



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250km走るも、コンビニも食べるところなし。 備蓄食料は底を尽き、腹減ったぁ。。。と食べれるところを探すが全然なし。 あっても盆だということで断られる。 かずら橋で有名な秘境祖谷(いや)も見向きもせず通り過ぎ、どんどん超秘境に踏み入る。 



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突如かかしだらけの村に。 「んんん、これTVで何度か見た風景」と思い出した。 奥祖谷というかずら橋あたりが超都会と感じる超秘境。 人っ子一人いなくて、かかしが至るところにいるのが。。。。気しょい。



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「この先店なんてある訳ない。 晩飯、明日の朝・昼飯どうしよう。。。。」と諦めかけていたところに、突如集落の夏祭り現る。 飯屋ならぬメシア現る。 「お前ぇーさん、よそ者だなぁ、よそ者に食わせる物はねぇー」と追い出されないようにジモティ手作りの山菜おこわと串カツを購入させて頂き腹を満たす。 こういう僻地の超過疎山村部は村長も警察も消防もグルで不条理な冤罪を掛けられ投獄されないように気を付けなければならない。 (すいません、ランボーのイメージです)



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更に奥へ入渓し、東祖谷へ。 第二かずら橋というのがある。 閉め支度をしてるお土産物屋に飛び込み、「ビールあります?」と聞くと、こんな山奥(5乗)には似合わない、品のある美人のおばさんが「ありますよ」と、ラッキーにゲット。



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とりあえず、かずら橋を渡る。 結構スリリングであるが、よく見るとツタの下にはワイヤーが張られている。 まぁ、世の中なんてそんなもん。 



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19時頃、剣山登山口着。



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阿波踊り柄の大好物スーパードライをグビグビ。 めっちゃうまかった。 車中泊⑤。 真っ暗な朝4時ぐらいに隣の車の盗難防止ブザーがけたたましく鳴り響き止まらず。 超ヒンシュク。 一向に鳴り止まらず、何ともならないと気まずくなった運転者は、鳴らしたまま山の中へ移動していった。  



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今日の出来高。



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翌朝はゆったり6時起床。 準備中のソバ屋兼お土産物屋に無理を言って、祖谷そばを頂く。 素材的にでなく、空腹もあり超うまかった。 山の全体像はこんな感じで、これまたピクニック山っぽい。



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片道1000円のリフトで300m登れるが、そんなレベルは自分の足で歩けばいい。 7:20劔神社からエントリ。



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リフトの下をくぐる。



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まぁまぁな登りで汗だく、1時間弱でロープウェイ駅に到着。 ルートは3つあるが、直登ルートを選択。



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登り出し1.5時間で頂上近い雰囲気。



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すぐ神社がある。 この輪を八の字にくぐり願をかける。 隣の山小屋でピンゲット。



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すぐ頂上祠がある。



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そして大展望の頂上へ。 素晴らしいゆったりさ。 何となく30年前の記憶が蘇る。 こんな綺麗ではなかった。 奥のこんもりした山頂を目指す。



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2時間弱で太郎笈こと剣山ピークハント。



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三角点はしめ縄で飾られている。



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対面の次郎笈が美しい。



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この旅で何本食べたことやらのバナナ。 半液体化していた。



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暑くも寒くもなく極楽である。 人のいない場所で裸になり寝転がる。 天空の世界で昼寝。



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これまたピクニック山であったが、ただのピクニック山ではなかった。 究極のピクニック山であった。 眺望といい、雰囲気といい天国だった。

(2017/8/14)

中四国の旅④.石鎚山 (1,982 m、愛媛県)

百名山「石鎚山」制覇編。
この動画を見てから、ずっとここに登りたかった。 




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恐ろしいほど山奥を進む。 びっくりするのは、宅配便の軽ワゴンが追ってくること。 「こんな山奥に人間が住んでるとでも言うのか?」と思っていると集落が現れるが、そこを過ぎても軽ワゴンは追ってくる。 「えっ?まだ先に集落があるのか?」の繰り返しが3度ぐらい。 「人間とはすごい生き物だ、こんな山奥に住む人がいる、そこに続く道を造った、そこに平野部と同じたった数百円で何万倍の労力を払ってサ-ビスを提供する人達がいる」と感心する。



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19時前、石鎚山裏登山口(=土小屋)着。 この山を登るにあたって、9割方が利用するロープウェイ(=北側)を選ぶか、裏(=南側)からとするか悩んだが後者とした。 辿り着くのは困難だが、よく見ると頂上まではたった500m/5kmで拍子抜け。 標高1492m(伊予の国)で車中泊④。



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今日の出来高。



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朝5:40エントリ。 雲海が見事。



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どこまで行ってもほぼ平坦な道。 



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おっ!見えてきた。 御在所っぽい。



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1.5時間でロープウェイルートと合流。 ここまで全くキツくない。



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好物のナイフリッジが見える。



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ここからが本番。 上を見ると崖を誰か登っている。



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アップ。 白装束のお遍路さんが鎖に掴まりよじ登っている。 かなり手強そうな岩壁だ。



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さぁ自分の番、一般道から逸れ、迷わず鎖場を選択する。 遥か上から鎖が垂れ下がっており、一番上が見えない。 岩場は濡れていてツルツル。



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中型船を係留するような太い鎖。 数々の鎖場を登ってきたがここまで太いのは初めて。 しかし人間というのはすごい。 地下から鉱物を掘り出し、溶かして精錬して、鋳造して、こんな輪っかを作り、それをつなぎ合わせ、こんな山奥に運び、たらす。



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延々と続く。 天に向かって登り続ける。 足場がないところは輪っかにつま先を入れる。 愉しくってしょうがない。



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7:50頂上神社(=弥山)。 山荘ありピンゲット。 鎖場以外はラクラク登山でした。  成長したなぁ私も。



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絶景が拡がる。 稜線美しく、高度感いい感じ。



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さぁ天狗を目指す。



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ワザとキレッキレに切れた左端を歩く。 それがやりたいが為にここに来た。 危険好きは治らない。



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眼下を覗き込めば、最上級の玉キュンスポット。



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天狗岳(=石鎚山)ピークハント。 続いて同じ高さの南尖峰にも足を延ばす。



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頂上神社に戻ると人一杯。 家族連れ多数のピクニック山。 昼寝含め結局4時間も頂上でまったり。



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下山もラクラク。 でも暑い。



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鎖がなかった時代に登っていた修行僧を想えば感心するが、この時代ではピクニック山であった。 



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距離も標高差もピクニックレベルである。

(2017/8/13)

中四国の旅②.伯耆大山(1709m、鳥取県)

いよいよ大山の山行編。
三徳山下山 → エンジンオイルランプが灯きビクビク → 倉吉市とやらのオートバックスでオイル交換 → 米子の皆生温泉街で格安スパ入泉 → 買い出し。 

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夕刻モンベル前の大山登山口駐車場着、車中泊②。 



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今日の出来高。 爆睡の夜中1時に隣に車が停まり、ライト灯けて、ベラベラ喋りながらナイトハイク準備のおばちゃん一行。 寝てる人多数なのに非常識。。。。耐えきれず、先に来ていて、しかも叩き起こされた私が、空きエリアに移動した。 どうせ、人に迷惑をかけているなんて微塵も感じない人達だろう。



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この山に登るに当たり、どのルートにするか最後まで悩んだ。
 1.一番メジャーな夏山登山道
 2.宝珠越からの剣ヶ峰狙い
 3.文珠堂からの剣ヶ峰狙い
結果、日射病が怖かったのでハゲてないメジャーコースから5:30エントリwith水1.5リッター。



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キツイ登り坂、汗だくで三合目。 大体、一合目自体がかなり上にある。 下山時、この辺りで登りヘロヘロ女性から「すいませぇーん、この登り坂一体いつまで続くんですかぁ。。」と聞かれたので「八合目まで行けば勝ち組です。そこまで急登が延々と続きますよー。 延々です。」と慰めの言葉を返す。 そう平坦部一切なく延々と急登オンリー。 しかもずっと歩幅の合わないありがた迷惑の階段。



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五合目の山の神。 好きだなぁ山の神の碑。



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六合目の休憩所。 汗ダクもいいところ。 最低だったのはここでアブに刺されまくったこと。 5か所ぐらい。



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ここら辺から展望が拡がる。 日本海側の平野部はくっきり。



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雄大かつ険しい大山北壁。 「宇多田ヒカルよく登ったねぇー」と誰かが言う。 (これ



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ようやく九合目。 肌寒い。



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色々な花が咲き乱れる。



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禁断の剣ヶ峰へのルートはあきらめ。 このガスでは生きて還れない。



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登り出して2時間50分の8:20ピークハント。 汗ベッタベッタ。 前髪が横山ノックというかタムケン風。 でも曇っていてよかった。 カンカン照りだったら暑くて脱水症状になっていただろう。



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寒いくて避難小屋兼売店に逃げ込む。 



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鉄筋造りで安心感たっぷり。 イイ小屋である。 眠いので朝の二度寝。 屈強な背負子二人がペットボトル1ケースずつ担いで来た。 この急登りをスゴイ。 山小屋が多い富士山はブル、八ヶ岳はヘリで効率的に運搬するのである程度価格が抑えれるが、こういう単独山の山小屋1棟では背負子頼みでしかない。 ペットボトルは550円で最高レベルに高いが、こういうのを見ると安く思え、金を払えば頂けるのは本当にありがたいことと痛感する。



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四国に移動せねばならない身なので、そうそうゆったりもできず10:00下山。 六合目に降りると、登ってくる人続々。 この後かなりの雨で何度も雨宿り。 登って行った人は最悪だったろうに。



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12:30駐車場着。



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山の日だったのもあり、家族連れ多数で遠足的な山であるが、普通にキツかった。



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でも禁断の剣ヶ峰行きたかったなぁ。。。。

(2017/8/11)

中四国の旅①.三徳山(899.9m、鳥取県)

今年の夏休みはグループ全社12連休。 ようやくこういう時代が来た。 全身全霊をかけて遊びまくろうと、若い頃何度か一人旅した中国・四国旅行を計画。 昔は明治維新史跡と四万十川巡りであったが、今回は「中国・四国の百名山を一気に片付けよう」の旅。

立てた計画は

会社から帰宅後出発し、行けるところまで行く
 ↓
鳥取の山奥の日本一危険な国宝「投入堂」に登る
 ↓
鳥取米子に移動し温泉
 ↓
百名山「伯耆大山」に登る
 ↓
下道で愛媛県西条市に移動し、POMジュースをガブ飲み
 ↓
高知県に移動し、仁淀ブルー三大聖地の1つ「にこ淵」へ
 ↓
仁淀ブルー三大聖地の1つ「安居渓谷」で泳ぎまくる
 ↓
西条市に戻り買い出し
 ↓
百名山「石鎚山」に登る
 ↓
徳島県に移動し百名山「剣山」に登る
 ↓
綺麗な川で泳ぐその2
 ↓
下道で行けるところまで行く
 ↓
六甲山に登る
 ↓
生まれ故郷の大阪府高槻市総持寺に行く
 ↓
下道で帰る


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8/9仕事に手間取り21時帰宅、 食事とシャワーを済ませ「ちょっくら行ってくるわ、1週間くらい帰ってこんで」と言い残し、22:00出発。 夜中走れば鳥取までたった3900円なのを知り、夜中移動を選択した計画。 東名阪→新名神→京滋バイパス→名神→中国自動車道を乗り継ぎ、体力の限界を感じたam1:00、姫路の北の加西SAで車中泊①。 



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翌朝、無料区間がうれしい鳥取自動車道に乗り、終点の鳥取西で降り、朝マック&買い出し。 



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以前一緒に仕事をしてたパートナー会社に立ち寄ったあと、鳥取県民の誇り「日本一大きい池」湖山池へ。 噂に聞いていたがデカい。



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大国主命とウサギが出会った白兎海岸。 神様の国である。 皇室祖神天照さんの伊勢に二度も敗訴し、No2に追われたが、伊勢より僻地にある分雰囲気がある。



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ここからひたすら山の中へ切り込み三徳山へ。 1名様は入山不可なので、他のパーティを待ち「ご一緒させてください」と第一受付突破。



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全体像はこんな感じで険しいところに何個かお堂がある。 第二受付も突破。 折角なので草鞋を履きたかったが、400円×2回の受付+草鞋600円はちょっと高いのでヤメ。



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すぐ急登。 雨でツルツルで危ない危ない。



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結構キツイが山登らーにはギャーギャー言うほどのものではない。



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なんて格好つけても爆汗でカッコわるわる。



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途中のお堂。 よくこんなところに造ったもんだ。



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登り出して50分ぐらいで国宝投入堂へ。 まぁまぁスゴイ。 何を「投げ入れた」かというと、僧がフォースを使ってこの寺自体を投げ入れたらしい。



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とりあえずメイン3山制覇の足慣らし完了。


(2017/8/10)

中ア縦走 (南駒ヶ岳2841m → 仙涯嶺2734m → 越百山2613m、生きて還える事)

「今年のカレンダーを見て愕然、土日に被る祝日が3日もある」というネット記事を読み、「えぇー、そうなんだ」と諦めていたが、何と我が社は全て振替休日の措置があった。 それにより今週末は3連休。 「ここで行かねばいつ行く」と、以前中ア通から「南駒は越百の倍キツイすよ」と聞いた、憧れの南駒・仙涯嶺・越百縦走へ向かう。 雪がない季節ならともかく、残雪多いこの季節に、とてもこの周回コース25km・標高差1800m、累計標高2700mを日帰りで回る自信はない。 立てた計画は擂鉢窪避難小屋一泊。
BTW、猿投山行方不明者の捜索に明け暮れたここ1ケ月、発見できていない状況で他の山に行くことは気持ち的に整理がつかないが、この棚ボタはおいしく頂こうと。
しかし、不明者捜索を機に登山と命について色々考えていたが、よもや自分の生命の危機を本気で案じる山行になるとは思っても見なかった。

いつもの駐車場で車中泊。 誰もいないと思っていたが空木日帰りの男性がおり会話。
私 「南駒、避難小屋泊の越百縦走です」
男性「擂鉢窪の避難小屋?。。。あそこで数日前に死後だいぶ経った遺体が見つかったらしいです」
私 「えぇ。。。(絶句)」
どよーんとした気持ちのまま、稀にしか使わないGregory62Lに水3.5L、2日分の食料、雪具、防寒具を詰め、朝5:30エントリ。
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「数ケ月前ならともかく、数日前って。。。オレが発見後初宿泊者のはずやん」と、避難小屋に泊まるべきか悶々としながら林道を歩き、6:00登山口へ。 最初から出ている結論は「シュラフも持ってきていないので泊まるしか選択肢はない」
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急登が延々と続く。キッつー。
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2時間で1850m見晴らし台。 美しい御嶽を見て、再び奪われた多くの命について考える。 しかしあまりにも遅い。 「まぁ夕方までに避難小屋に着けばいいし」と余裕をかます。 こういう点が14時着でも「遅い!」と怒られる山小屋と違って気楽なところである。
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ほどなくノリダーも見えてきた。 もう既にヘナヘナ。 重い身体と重いザックを恨む。 私も「ダイエットのために登山する」派であるが、全く間違っていた。 登山とはダイエットしてから臨むものである。
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明日登る越百がどっかーんと見えだした。 「へぇー、こっちから見るとこんなに勇ましいんだぁ」と不思議な感じ。
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越百小屋も見える。 「へぇー、こっちから見ると、あんなコルにあるんだぁ」と不思議な感じ。
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大幅省略で、12時前にようやく南駒が見え、ここからアイゼン着。 バテバテで食欲も全くなく、さほど喉も乾かないため、ほとんど何も口にしておらず、ザックが軽くならない。
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植物限界点前のハイマツ地帯。 アイゼン脱ぐタイミング判らず岩場も履きっぱなし。 あまり人が歩くルートでないのもあり、ハイマツが足に絡みつき歩きにくい。
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空木もくっきり。 えぇー天気でよかった。 最高の天気である。
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明日の御馳走、仙涯嶺→越百の稜線。
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ニセピークに騙されること数回、その度に折れそうな心を立て直し登る。 まだ頂上に辿り着かない。 ガスってきた。
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ここまで断続的に現れる雪庇を注意深く乗り越える。 ここまで誰一人とも会っていない。 この先も誰にも会わないだろう。
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慎重に雪のナイフリッジを渡る。
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15:30やっとこさ念願の頂上。 ここまで10時間、笑えるほど遅い。 時間に余裕があるのをいいことに、普通の2倍の速度で贅沢に登ってきたが、体力のかけらもないぐらいにヘナヘナなのが実情。 ピークハントできたが惨敗である。 明日朝またここに戻ってこなくてはならない。
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絶景やぁ。 素晴らしい天空のルート。 いい稜線。 明日の御馳走を前にヨダレが垂れる。
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しばし絶景を楽しみ、今日のお宿、いわくつきの避難小屋(写真中央の赤い点)へ300m下りらなければならない。 唯一のルート赤梛岳間コルからのルートを確認しに行くと絶句、完全に雪に閉ざされている。 「やっばぁー、ここはいくら何でも下れん。 500%滑落するわ」と引き返し、頂上から下りれそうなルートを探す。 何とか行けそうなルートを見つけ、シミュレーションしてから、心を決める。 ザレ場を下り、雪渓を三点支持のキックステップで慎重に横断。 続いてハイマツ藪漕ぎ、再び雪渓を木につかまりながら何とか300m下り切った。
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見上げると絶句。 完全に雪壁に閉ざされた世界。 こんな所に降りて来たことが正解だったのか、明日登れるのか。。。と絶望的な気分になる。 思うにここで亡くなった方も、この雪壁を登り切ることができずに小屋で衰弱死したのであろう。
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「とにかく室内に」と、避難小屋の扉を開ける。。。ビクともしない。。。「えぇー、まさかの!!」と絶叫。 こんなところで締め出されては死しかない。 よく見ると「こちらの扉は冬場は閉鎖してます。東側へ」の張り紙。 「何だ、びっくりさせるなよぉー」と東の扉へ廻り、ノブを回し、扉を左にスライドするが、これまたビクともしない。。。。誰もいない雪山で二度目の「えぇー、まさかの!!」が雪壁にこだまする。  よぉーく見ると「ノブを回して普通のドアのように押してください」の張り紙が。。。スライドでなく、押してみると開いた。 ホっ。
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恐る恐る扉を開ける。 人が死んでいようが構ってられない。 自分の命の方が大切である。 体力を回復しなければ明日はない。 バナナとアミノ酸を胃に流し込み、とりあえず仮眠するが、雪でベタベタになった身体が冷えて足攣りまくり。 誰もいないので毛布4枚を使い暖をとり、コムレケアを飲み、何とか痙攣が治まった。 この毛布が異様に臭い。 人生で嗅いだことのない臭さ。 想像はつく。。。が、そんなことは構ってられない状況。 自前のネックウォーマを鼻にかけ、何とか凌ぐ。 同じ臭さでも慣れ親しんだ臭さの方が数段いい香りに感じる。
ものすごい不安で全然眠れない。 この毛布の臭さは遺体がまとっていたのだろう、何か出るかなぁ。。。という不安なんかより、この雪の壁に囲まれた窮地から自分は脱出できるのか、そんな体力はどこにも残ってない。 大して体力も技術もないのに、好きというだけで3000m級の雪山に挑む自分の愚かさを恥じた。 よく「登山好きは自分が好きで登ってんだから、山で死ねれば本望」というが、猿投山の行方不明者、御嶽の犠牲者、ここで亡くなった方を思うと「そんなことはない、死とはもっと孤独で過酷で苦しいもののはずで本望という死に方は存在しえない」と思った。 かみさんと子供の顔が浮かぶ。 とにかく生きて還らねばならない。 ウトウトしている中、時折、どうにもアイゼンの踏み音にしか聞こえない音が。 何かが小屋の周りを徘徊している。 「こんな夜中に誰が歩くんだ? 違うなぁ。。。熊が扉破って入ってきたらジエンドやな」とビクビクしながら夜を過ごす。
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ほとんど眠れず、暴風で軋む小屋のガタガタ音で朝4時起床。 とりあえず筋肉痛もなく体力回復。 「ヤバぁー暴風じゃん。。。」と扉を開けて絶句。。。。「えっ。。。な・な・なんも見えへん。。。」。 向かうべき南駒がどっちの方向かも全く判らない。 雪、暴風、濃霧の三重苦の絶望的な状況。 明日は雨の予報なので、ここに居座る訳にはいかない。 「多分、こっちだろう」と何も見えない暴風の広い雪原を歩き出し、「できる、絶対できる、絶対稜線まで登り切って見せる」とブツブツ呟きながら泣きそうな心を奮い立たせる。 稜線まで登り切っても、この濃霧でその先のルートが判るか?ということは二の次。 まずは昨日見た南駒ピークの傍らの岩の赤ペンキ「←コスモ」に辿り着かなければ命はない。 この先の天気も全く読めない。 前日踏み跡を強めに付けて下ってきたが、どこをどう下ってきたのかもさっぱり分からない。 トレポを短くし、キャップを外しピッケルライクにし、木に掴まりながら雪の急斜面にグサグサと差し込みながらよじ登ること30分、幸運にも自分の踏み跡を発見できた。 「やったぁ、これでこの雪渓を横断できる」と光が見えた気分。 難関の雪渓を超えてからはハイマツ踏み倒しとザレ登り。 それにしても凄い風、台風レベルの風速30mぐらい。 分厚い雲の中なので横殴りの小雨同然。 耳元では爆音鳴りっぱなし。 ぶっ飛ばされそうなので、ほとんど四つん這いで急登をよじ登る。 リアル地獄絵図。 こんな3000mの高山で、こんな早朝に、こんな爆風で、こんな濃霧の中、50過ぎたおっさんが四つん這いで何も見えない山頂目指して命懸けでよじ登っているなんて誰が思うだろう。 自分がこの極限の状態にいることが非現実的な悪夢のようだった。 とにかく生きて還ること。 浮かんでくる家族の顔に「絶対できる、絶対生きて還ったる」と何度も声に出してよじ登る。 写真を撮る余裕など微塵もなし。
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6:45、1.5時間の地獄絵図を越え昨日のピーク到達。 ベッタベタ。 ここから翌日まで鼻水止まらず。 とにかく生きていることに感謝。 しかし、このガスの中、この先の長いルートは判るのか。。。。とにかく「←コスモ」を信じて歩を進める。
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南駒第二ピークを越えるがずっと五里霧中。 矢印を信じて進むが、何度もルートは雪で閉ざされ、落ちたら「ハイそれまで」の緊張の連続。 冷静に進めそうなルートを判断し、キックステップとルート無視のハイマツ踏み倒しで、何も見えない雲の中歩を進める。
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ベタベタ+暴風で寒いのなんの。  何も見えへん。 どっちに向かって歩けばいいのか。 筋を間違えたら最後。
しかし50を過ぎ、故親父にそっくりになってきた。
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7:45、「ん??雲の動きが速くなった、来る、来る!」と思った数分後、「来たぁ!」雲一掃。 進むべきルートが見えた。 険しい仙涯嶺を前に天気好転とは。。。ついてる。 進む先が見えるのと何も見えないのでは、カンニングするかしないかぐらい違う。 どこに向かって歩いているのかも判らなかった状況から脱することができた。
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進んでは雪の急斜面にブチ当たり、ここは無理と引き返す。 行けそうなルートを慎重にシミュレーションしながら進む。 ハイマツ踏み倒しでアイゼン引っ掛け何度も転倒、ズボンは左右ビリビリ、腕は傷だらけ。 何とか南駒を抜け、仙涯嶺と対峙。 男前でかっこいい。
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険しい仙涯嶺の岩場を登る。 途中ルートは雪に閉ざされ、見上げながら、「多分あそこに行けば何とかなる」と、雪壁に5キックステップで穴を作り、木に掴まり一歩一歩登る。 キツイが楽しいことこの上ない。 
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足場もない鎖場を越え、険しい仙涯嶺をよじ登り、9:45ピークハント。
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進むべき越百へのビクトリーロードもクッキリ。 暴風は相変わらず。 暴風に乗じて何度も手バナを噛む。
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ビクトリーロードまで来ると一安心。 下ってきた南駒を振り返る。 「あんな険しい所下りて来たんだぁ」と何度も別れを惜しみ振り返る。 ようやくアイゼンを脱ぐ、というか長年の酷使のためブッ壊れた。  「ここを歩く時に聴こう」と購入後1年温存していた山根麻衣の曲を聴きながら歩を進める。 「今晩何食べようかなぁ」と考える余裕も出て来た。 何気に振り返ると真後ろ1mに30代の男性がいてビックリ。 (小屋から霊を連れて来たと思った) 暴風の中、大声で「まさか人に会うとは思わなかったですよぉー」と叫びながら会話。 風のないところで一緒に食事休憩。 聞くと、朝5時から登り、6時間弱で南駒、仙涯嶺を越えて来たとのこと。。。。絶句、南駒まで10時間かかった私は何者? うらやましい脚力である。 「アミノ酸底ついて、もう足が上がりませんわ」というと、「これどうぞ」とアミノ酸とクエン酸をくれた。 感謝。
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12:00越百ピークハント。 ここに来て、もう命の危機は去ったことを確信した。
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まずは赤い越百小屋まで。 遠いなぁ。 越百ピークからの下山道に入って、8時間も悩まされた暴風音が耳元から消え、ほっとした。
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越百小屋からも長い長い道で、本当に歩くのがイヤでしょうがなかった。 貰ったクエン酸を水に溶かし、これを飲みながら、ガラパゴス象亀の歩みで、ようやく林道に。
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18:00ようやくゲート。 生きて還れたことに感謝。 こんな体力のない人間がエラそうに挑むルートではなかった。 車に乗り、電波が繋がったところでかみさんに一報。
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もはや幻に思える2日目早朝の地獄絵図。 どれだけ危険な状況に陥り、それを脱したかは武勇伝でも何でもない。 むしろ、登山する者としては、その危険な状況に陥ったことを恥じるべきである。 全ては「いかに安全に終えたか」のための計画と行動とそこまでの訓練が登山の本質である。

思い返してみると、たくさんの幸運が重なった。 避難小屋で毛布が4枚使え暖をとれ痙攣が治まったこと、雪渓で踏み跡を見つけれたこと、地獄絵図を乗り越えるのが朝イチの体力がある時だったこと、南駒下りで天気が好転したこと、お兄ぃーさんからアミノ酸を補給してもらえたこと。 色々な幸運に感謝。 しかし自分のダメさ加減が身に染みた山行であった。

帰宅後、息子からは「何か痩せたよねぇ」とあり。
 →2日間ほとんど何も食べてないから当然
かみさんからは「くっさぁー、嗅いだことない臭さ、捨てるよ」と、アイゼンでひっかけ左右破れまくりのズボンをポイされた。
 →あの毛布の匂いである。 
毛布のいわくも、地獄絵図の話も一切言わず、風呂に入り爆睡。 
(すいませんがかみさんと繋がってる人はチクらないでください)。


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ネットで遺体の件を調べた。 空木避難小屋じゃない?と一瞬安堵したが、それは空木の東側だし、ヤマレコに「擂鉢窪避難小屋で遺体を見つけ警察に連絡した」との記事があった。(その方は、遺体と一夜を共にしたのか?)


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あんな怖い思いはもうしたくないが、「これ食った」とかの記事をSNSにアップしてる人やゴルフやパチンコで週末を過ごす人達に比べたら何億倍もスリリングな経験ができ、「生」を実感できたと言える。 命懸けで登ったあの脱出劇は一生忘れることがないだろう。 人生で一番「生」を感じることができた1..5時間であった。、

(2017/6/9-10)

(後記)
疲労骨折で足の甲・くるぶしがパンパンに腫れて、一週間経っても痛みが残っている。 それより、あの極限状況が恋しくなってる自分に気付く。。。ヤバイ。

(後記)
遺体発見当日の避難小屋の記事を見つけた。
▽▽▽ 以下引用 ▽▽▽
避難小屋に行くと、とてもショッキングなことになっていた。先着の方が小屋の中に入らず外で泊る準備をしていて、話を聞くと、小屋の中に遺体があって、小屋の中で泊る気になれないのだという。真っ暗で疲れ切った状態だったので、勘弁してほしいと思った。先着の方が小屋の中に遺体があることを警察に通報していたが、それよりも前に警察に通報済みだったようである。仕方がないので、遺体がある小屋の外で星空を見上げながらシュラフに包まってビバークすることにした。
(中略)
翌朝、小屋の中を見ると、食べ物の包装が散らかった中に横たわった遺体があった。腐敗臭はなかったが、肌が黒褐色になっていて、人種が分からないくらいに半ミイラ化していた。
△△△△△△△△△△

10日後、この避難小屋は全面改修することになり、避難者以外は利用するなの号令が管理主体飯島町から発表された。


秋葉山 (866m、親孝行はできる時にやる編)

今日は齢80歳となった母親を誘い秋葉山へ。 小柄で、運動経験もないのに、身体はピンピンしている。 たまに猿投山様には登るが遠征登山は初である。  
選んだのは火の神様「あきはさん」。 みんな「あきばさん」と呼んでいるが誤っている。 秋葉原はこの神様を祭ったので「あきはばら」である。 「あきばさん」が正解なら、「あきばばら」となってしまう。

川マニアなので気田川は何度も来ており、土地勘はある。 天気はいい。 新東名のおかげで、昔より時間はかからない。
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雰囲気のある参道から登る。
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傍らの民家の庭先だが、幾種もの花がすばらしくきれいで見惚れた。
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この登山道、ずっと常夜灯が設置されており、また何町目の碑や標もずっとある。 明示されていないが多分全路50町ぐらい。 
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結構な急登りが延々と続き、やっと富士見茶屋跡。 爆汗だが風が気持ちいい。
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傍らにはハート石が置かれた木。 この先、同じようにデコされたいくつかの切り株に出会う。
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子安観音。 安産成就のため、穴を空けた柄杓が供えられている。 安産成就→底なし柄杓は一般的である。 そもそも妊婦がここまで登ってきたら、流産しそうである。 これ以外にも色々な説明標識があり、登っていて飽きが来ない。
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深南の山々。 富士山もくっきり見えるらしいがガスで叶わず。
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仁王門。 左右に仁王像。
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秋葉寺境内。 神社より古いらしいが、神仏分離の煽りで日蔭の身に。 これまた「あきはてら」でなく「しゅうようじ」が正解。
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巨杉秋葉杉が続々と現れる。 びっくりする位太く、神々しい。 これらだけでも一見の価値あり。
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神門から格下げされた随神門。 ひいこら登ってきて、見えた時は結構感激。
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爆汗で2時間で境内へ。 左の石は神恵岩とやら。 こんな岩にしめ縄して、ご利益を求める人間という生き物はおめでたい生き物である。
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磐田ジュビロの必勝祈願巨大絵馬。 母親曰く「興冷め」と。
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ニノも来たみたい。 母親的には「二の宮君が来てる!」とテンションup。
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予想以上に、登り甲斐があり、面白い登山道で、母親も喜んでいた。 奢るはずで、奢られた、夕食の安い中華料理も喜んでもらえ、いい親孝行ができた一日だった。 この山はお薦め。 
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(2017/5/2)

霊峰富士 (爆風スランプ編)

さぁ、1日早く休んで10連休のGW。 恒例となった富士山登山。 いよいよ日本一高いところでタバコを吸う日が来た。

いつものように国イチをぶっ飛ばし富士宮市イン。
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いつもの銭湯に立ち寄り、20:30 5合目着。 誰一人いない。 ここまでタヌキ2:シカ1という、予想外の結果。
2017042902


すごい雪。 登山口は雪の壁になっている。 満天の星を眺めると、数分毎に流れ星。 とにかく寝る。
2017042903


朝4時起床。 車は20台ぐらい。 絶対忘れてはいけないサングラスとゴーグルを帯同しエントリー。 のっけから、バッキバキの氷の世界。 ピッケルもアイゼンも歯が立たない。 危ない危ない。
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朝焼けに染まる愛鷹山塊と駿河湾。 日本は美しい。
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前回、足を痛打した、忌まわしき宝永山荘を通過。
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トレースも夏道もない。 妄想のルートをひたすら直登するのみ。
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天気はいいが風が強い。 全然進まない。 7合目3000mを超えると風は更にキツくなり、危険を感じて引き返す人も多数。 
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何とか8合目(3234m)に到着。 爆風で体感はマイナス20度ぐらい。 風を避ける場所もない。 フルフェースで武装しているが、耳元では爆音が鳴り響き、がっしり、もといデブっとたるんだこの身体でもぶっ飛ばされる感じ。
2017042909


やっと頂上が見えた。 体力的にも時間的にもまだまだ余裕あるが暴風。 30分風が弱まるのを待つが、一向に好転せず。 「これ無理すれば登れるが、降りるのも命懸けやなぁ。。。 滑落したらマジやばい」と悩んだ結果、ときっぱりと撤退を選択。
2017042910

夜のニュースでは、全国各地の強風による事故を伝えていた。 よかった、載らなくて。  
あぁー。。。。2回連続で敗退かぁ。。。。やはり氷の富士山は甘くない。 
そもそも、雪の富士山しか登らないので、敗退確率は高いのは当たり前かぁ。。。
翌日、猿投山に登ると15℃で爆汗。 24時間で温度差30℃以上あり、前日の極寒の世界が夢と思われた。
(2017/4/29)

伊吹山 (笹又谷ルート敗退 & リベンジ)

伏見のオフィスから、ようやく白くなってきた伊吹山地を毎日チェックしている。ずっと前から目を付けているあの谷から伊吹山に登ろうと休暇を取る。 帰宅後、スタッドレスを履いているかみさんの車を借り、20時出発。 関ケ原からは冬期通行止めのため、ぐるっと揖斐川町まで北上し、南下することになる。 まずは大垣コロナで入湯し、ここからカーナビに案内されるまま、どんどん秘境に。 しかし、あんな山深い谷まで車で辿り着けるのか? 目指すは笹又谷.さざれ石公園。


「全面通行止」。。んんん。。。どな訳? とりあえず信じず進む。
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でっかい鹿とぶつかりそうにながらが山道を進む。 予想外の豪雪。 こんな山奥に人間が住んでるのか!という秘境に、急に集落が現れびっくり。 落武者の末裔の匂いがする。 あと数kmでさざれ石公園だが、もうこれ以上は車無理という状況に陥り、路肩に停車しAM1時就寝。
2017012602


朝6時起きで入山。 かなりの雪道だが余裕。
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どんどん行くと。。。。何これ。。。ビールの泡さながらガードレールまで溢れた雪。 絶句。 全くの想定外。 ここまで豪雪とは。。。しかもフカフカで人間の踏み跡など微塵もない。 「とりあえず行くしかないわなぁ」と腹をくくり、ズボッズボッと膝上まで埋まりながらラッセル行軍。 ここから終わりなき深雪地獄に。
2017012604


たかだか数百メートルに1時間以上かかり、やっとこさ公園トイレに。 ここを右に曲がるのが正解らしいが、道があるとは全く気付かず。 トイレ横にも登山道入り口があったようだが全く気付かずスルー。
2017012605


ようやくさざれ石。 全国に「オラが本物」と言っているところが数か所あるが、一応「国家で唄われたのはココ」とのお墨付きらしい。
2017012606


まだ直進と勘違いし、五感を働かせ空想の道をラッセルし、リアル雪ダルマになりながら行き止まりの川堰の急斜面もあきらめずに、5キックステップ/歩で登り切る。
2017012607


が、もう想像の道も何も見えない状況となり引き返す。 さざれ石横に登山道があったので、これまた登り切るがフェンスで遮られた空間に行き詰まりやはり撤退。(フェンスの間にあったゲートが登山道だったようだ)
2017012608


こんなところまで何をしに来たのか訳の分からない1日であった。 裏から見た伊吹は中アの様でとても美しかったのが気休め。 今日の教訓「ルートはちゃんと確認しろ」当たり前か。。。。
2017012609


長久手に戻り、いなやで季節外れの冷やし中華を食す。
2017012610


二日後(土)も晴天。 表登山道からリベンジ。 旧200円駐車場(300円に値上げ)へ着くと、先日猿投山で登下山を共にした三好の女性と会い、軽くお喋り後、8:30入山。 お手軽雪山なので非常にたくさんの人が登ってる。 1合目から雪でみんなアイゼン装着。 私は3合目までスパイク。
2017012801


中間大幅省略で7合目辺り。 気温高過ぎで「夏でもこうも汗かかんやろ」という爆汗。 アイゼンより忘れたら大変!と帯同したサングラス越しでも雪が眩しい。 サングラスを外すと眩いばかりの白銀。 しんどくないことはないが、先日に比べればどーってことない。 なんせ、周りに人間はいるし、踏み跡をなぞればいいので楽である。
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琵琶湖方面はきれいだが、見たかった御嶽、乗鞍どっかーん!はガスで見えず。
2017012804


頂上に着いたと同時に麓から正午を伝える♪キーンコーン・カーンコーン♪が。 3.5時間、お得意のだらだら登山。
2017012803


帰り際、2日とも揖斐川やら庄内川西区辺りから、御嶽が麓から綺麗に見えること、中ア・恵那もとても綺麗に見えること、にちょっとびっくり。 家の近所よりずっときれいに見える。
「まぁ、当分雪はええ」という感じだが、1日寝れば恋しくなる。

(2017/01/26、28)