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秩父の山巡り② (両神山 1,723m)

2019年正月「秩父の山旅」4日目2座目。

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佐久市の道の駅で朝を迎え、雪を被った浅間山を見ながら「今の俺なら行ける」と根拠のない自信が湧いてくるが、今日は休養と決めた。 地元のお薦め店を探しそばを食べ、温泉を探すと「佐久一萬里温泉 : 風呂11種、サウナ3種、1050円」がよさげ。 「ちょっと高いなぁ」とクーポンを探すと半額クーポンあり決定。 とっても熱い風呂あり、足のマッサージもでき大満足。 


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鎖場が28か所ある八丁峠側から登ろうか迷ったが、王道の日向大谷の登山口へ。


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有料駐車場を避け、ちょっとだけ歩く無料駐車場から、6:30エントリ。


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前半はずっと沢沿いを歩くルート。


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山岳信仰の山で、所々に不動明王などが設置されている。


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カモシカ君発見。 この旅は動物との出会いが少なかった。 あとコノハズクらしきものを見た。


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落ち葉の登山道を進む。


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2時間丁度で清滝小屋着。


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冬場は休業だが山小屋は開放されている。 超きれい。


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ここから鎖場が断続的に。


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+1時間で神社へ。 ここの狛犬は山犬=狼。 最近、日本神話がマイブームの私にとって、イザナギ、イザナミの二神から両神と命名されたというのも趣き深い。


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甲武信の死闘の疲れがとれておらずバテバテだが、あとちょっとで頂上。


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3.5時間でピークハント。


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勝利の猿投山様タオル掲揚。 眺望もいい。 


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千原せいじ似の元気なハイカーさんと仲良くなる。 「どこからですか?」「愛知です」「えぇー!愛知のどこです」「日進です」「えぇーーー!私もです」。 こんなことあるのだろうか。 「日進だったら猿投山ですよね」「私、猿投山の達人というブログやってる者です」「えぇー!」とくるかと思ったら、「見たことないです」と。。。。ありゃ。。。売名行為、もとい広報活動がまだまだ足りてない、と反省。


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下りは七滝ルートとするか分岐で迷っていると、そっちから疲労困憊で登ってきたハイカーが。 「すいません、七滝ルートどんなんでしたか?」と聞くと、「険しくて、危険です」との回答。 (ピクっ)”危険”・・・ならそっちへ、と歩を進める。 細くて、落ち葉凄くて危ない危ない。 雪山より危ない。 氷瀑も想像以上に凄かった。 養老・霧降の滝は落差50m以上あるが全面凍っていた。


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堆積落ち葉ハンパねぇ。 傾斜もキツくて、これの登りは相当キツイと思う。 でもこのコース、大きな谷沿いを歩き、大自然を満喫でき、気に入った。


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とにかく一昨日の甲武信の疲労が取れてない中でキツかったが、登りやすいイイ山だった。

帰路も下道、いつもの諏訪のガストで夕食。 ここ数年見守っている、例の「どうにかすると可愛くなる子」はおらず残念。 
いつもの平谷の道の駅に辿り着いたのは24:00ですぐ就寝。 起きると真っ白。 
新しい車は、燃費はすこぶるよく、ちょっとだけ広くなって満足。 
帰りは猿投神社に立ち寄り初詣。 「そこまで欲深いか!」とか「自分のパソコンのパスワードが覚えれますように」という絵馬を見て、一人でニタニタ。
以上、4泊5日で2座しか登れなかった870kmの旅終わり。

(2019/1/4) 

秩父の山巡り① (甲武信ケ岳 2,475m)

さぁ恒例になりました「正月は富士山の周りの山から富士山を見よう」の旅。 9連休であるが前半は真面目に大掃除しなければ家から出してもらえない。 真面目にやり過ぎて登る前から筋肉痛。 新しい車で初のロングラン。 いざ行かん秩父の山旅へ。

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いつもの下道を順調にぶっ飛ばし、途中ココイチを食べ、7時間で八ヶ岳へ。 あまりの美しさにうっとり。 山梨側から雪の赤岳を見る度に思う「ようあんな険しい尾根登ったなぁ」と。 赤岳登るなら絶対山梨側がお薦めである。


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日本の宝もくっきり。 元旦から営業している温泉が八ヶ岳中腹にあったので入浴。 ちなみに温泉アプリは色々使ったが「銭湯・温泉」というのが最強。 元旦の山奥、飯を食べるところなどなく、コンビニ駐車場でカップラーメン。 


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雪残る川上村の毛木平駐車場へ。 星空すごかった。 


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翌朝起きると雪。 6:30エントリー。 寒い寒い、気温はマイナス15℃ぐらい。 甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあるから甲武信というらしい。 


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結構積もっているがノーアイゼン。 チェーンアイゼンと14本爪アイゼンを帯同。


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寒い寒い。 薄手の手袋だけでは指が千切れそうな痛み。 グッパを繰り返す。


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ハァハァゼイゼイで8:20十文字小屋。 煙が出ているので誰かいる。 冬期休業と思っていたが年末年始だけやっている。 扉を開け「山バッチありますか?」と聞くと、「品切れなので送るよ」とあり、お金と送付先を渡す。 「ここから2時間ぐらいですかねぇ?」と聞くと「イヤイヤ4時間」との(結構不愛想だが優しい)女将みち子さんの返事に50mぐらい凹む。 「こんな時期誰も登らないよ」と言うが、「なら営業すんなよ」とは返せない。 ここからチェーンアイゼン装着。


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きっつい急登をガツガツ登る。 誰一人いない雪山。 既にヘトヘト。 髪の毛は凍りつき、ハードジェルを付けたようにバッキバキ。 水筒のフタも凍って硬い上、開ければお茶はシャーベット。 マイナス20度以下だろう。


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強烈な鎖場。 雪を被っているのでどのポイントで三点支持すべきか難しい。 アイゼン履いたままガリガリ登る。 かなりハイレベルな攻防となってきた。


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ヘトヘトで9:20大山着し、ちょっと休憩。 ここから一旦グッと下るが、その途中で左足の筋に違和感が走ったと思ったら、左足が全く動かなくなった。 「やってまった、ヤバイ状況、何がどうなった? このまま足動かなかったら、俺どうなるん。。。」と焦る。 コムレケア飲むか悩みながら、5分ぐらいマッサージしたら何とか動くようになったが痛みあり。 「俺、この先どうなるのだろう。。。」と余計な爆弾を抱え歩を進める。 しかし怖かった、足が動かなくなるとは予想外で「一巻の終わり」かと思った。 雪山で身体が冷えるとこうなりやすい。 しばらくびっこを引きながら歩いていると、筋肉も温まり何事もなかったように回復。


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ようやく三宝山が見えた。 甲武信はまだその向こう。


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どんどん深くなる雪の中。 相当歩いたと思い、タブレットで現在位置を確認すると、予想をはるかに下回る進捗に、「まだこんだけぇー!」と叫ぶと同時に、「ボキッ」と心が折れる音が聞こえた。 「もうダメ。 とても辿り着けそうにない」 頑張らないといけない状況にいる頑張れない自分がいる。


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それでも歩を進めるが、歩いても歩いても同じ雪景色。 頂上はまだまだ先。 「もう無理、もうやめときな、でも戻るのも地獄、新年一発目から敗退か? 何やエラそうにアルピニスト気取ってるが口ほどにもないなー、 ここまで何しに来たん? これを逃したら二度と登れんぞ、 雪を敗退の理由にするのか? たとえ頂上辿り着けても日没まで戻れないぞ」と自問の声が頭の中でグルグル回る。 人っ子一人いない雪山、信じるのは自分のみ。 折れた心を奮い立たせ出した答えは「うるせぇーなぁー、登りきってみせるわ。 日没までに駐車場にたどり着いてみせるわ」と誰もいない雪山で独り言。


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登り出しから6.5時間、何とか三宝山着。 甲武信より高く、一等三角点もこっち。


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ここからまた(もったいないが)グッと下り、甲武信を目指す。 あとちょっと。 ここまで来て敗退はないが、鉛の足を前に出すのが辛い。 果てしなく続く自分との戦い。


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いよいよ最後の急登。 無理せずチョットずつ登る。 ようやく青空と人工物が見えた。 大好きな瞬間だが騙されると更に凹むのも怖い。


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やっとこさの7時間かかってピークハント。 遅そー。


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笑う気力はどこにも残ってない。 猿投山タオルを掲揚して、「こぶし」を握るポーズも忘れた。 ヤマスタも忘れた。 「うれしい」より疲労困憊。 明らかに惨敗。 富士山もよく見え絶景であるが、長居はできない。 15分で写真と食事を済ませ、すぐ下山。


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帰りは千曲川源流コース。 急降下した後は、登りがウソのような滑らかさ。 5cm上げるのもままならない足には好都合。


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川沿いルートなので、随所にガチ凍結。 険しい岩場の酷使でアイゼンのチェーンが一部切れたのもあり、注意深くしていても二度スッテンコロリン。 打ちどころ悪くなくて幸い。 


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長い長い帰り道、暗くなる前に駐車場に辿り着かなければアウト。 深い谷間、16時でどんどん暗くなる。 ようやくコンクリの堰堤が目に入った。 「やった、堰堤あり=重機が入った証拠=これから先の道は重機で開かれたもののはず=暗くなっても何とか歩ける」と安堵。 17:00何とか駐車場着。


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甲武信と次の山両神は隣同士であるが、選んだ登山口の関係上ぐるーっと180kmの移動が必要。 雪道にビクビクしながら、まずは馴染みの佐久市に移動し、ガストで夕食をとり、道の駅で就寝。 


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死にそうだった。 出会ったのは1人のみ。 やはり雪の累計標高1500mオーバー/20kmは私にはキツかった。 体重落とさなければ同じことの繰り返し。 Anyway、2019年が始まった。 今年もどんな素晴らしい山と山好きに出会えるだろう。

(2019/1/2)

天国の仙丈 (3,033 m)

やってられないここ数日が終わり、酒を飲んで転寝、am1:30パッと目が覚める。 代休合わせた3連休の始まり「さぁ何しよう」と、ぼーっとした頭で考えた答えは「平日だし、天気もいいし紅葉だ、女将への挨拶も兼ね、久々女王に行こう」。 かみさんに「今からちょっくら登ってくらぁー」と言い南アルプス伊那側へ車を走らせる。


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4時ごろ仙流荘到着し仮眠。 平日の始発は8:05で登山口8:50、帰り最終は16:00。 遅すぎで、早すぎ。 


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紅葉は「期待したよりも。。。」という感じ。 運転手よりでっかい声で自分の知識ひけらかして物知り顔で説明する乗客がいてうんざり。。。。。(いるよな、こういう人。ホームの山にも) 


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8:50北沢峠、下車とともに登山口へ。 しばらくするとシカと遭遇。 この日1日でタヌキ3、シカ6、カモシカ1、イワヒバリ2と遭遇。  雷鳥は会えず。 登りCT4時間、普通に計算すると最終バスに間に合わないので、ずっと時間を気にする登山となる。 時間に追われる日常から解脱するための山登りのはずなのに、日常より時計を見る。 だから南アのこっち側は好きになれない。 


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中間大幅省略。 稜線に出ると絶景が拡がり思わず声が出る。 甲斐駒かっこいい。 No1~5が見える。 寒いが「地獄の乗鞍」に比べればハワイのようなもの。 ここから甲斐駒さえ見えなかった前回を考えると「やはり天気は大切」と、あたり前のことを痛感。


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あとちょっとで小仙ちゃん。 数日前に大分雪が降ったので断続的にアイスバーンが現れ歩きにくい。


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スタートから休みなし2時間の11:00小仙ちゃんに馬乗り。


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オベリスク、今日も尖ってます。


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さぁ女王様へのレッドカーペット。 美しい。


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左から1・2・3、ダァー!


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雪が超中途半端。


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スパイク装着時、神奈川の女性ハイカーシホさんと出会い、一緒に山頂を目指す。


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3時間の12時ジャスト、女王様捕獲、勝利の猿投山様タオル掲揚。 「得意技=ダラダラ登山」の自分にしては頑張った。 座り休憩もタバコ一服もなしで登ってきた。 寒いがハワイ的天国。 おにぎり一個食べ下山。 それにしてもファッションセンス ゼロ通り越して罰金刑並みのいでたちね。


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シホさんは元気な女性。 ここ1週間車中泊を繰り返し、この辺りの山を登り続け、この後白馬→新潟に移動するというリアルジプシーである。 他の女性ハイカーにない、私に近い山感性を持っており、すっかり意気投合し一緒に下山。 車中泊や山登りの自分のノウハウや考えを語り合い、15:00過ぎ北沢峠着。 会話が弾みあっと言う間の下山だった。 


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帰りのバスは運転手の粋な計らいあり絶景を堪能。 夕方の西陽に黄葉が映えるとのことで、朝見た風景とは比にならない程、美しかった。 シホ嬢と「意味が判らない程きれい」と感嘆。 運転手が言った「はい、みなさん写真撮ってください。 でも写真撮っても実物の美しさは全然伝わらないので目に焼き付けてくださいね。 本物の美しさを」


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下山後シホさんを誘い伊那市街のガストで夕食。 山談義は延々と終わらず気付くと21時過ぎ。 結局出会った12時頃から9時間も山談義し続けたことになる。 一週間の車中泊で人恋しさもあったのか、翌日も共に行動して欲しそうなビームが出ているのも感じ、どうせヒマなのでそれもいいかと思ったが、残念ながら雨予報なので、後ろ髪引かれながら私の常套句「また、どこかの山で会ったら声かけてください」でお別れ。 そこから睡魔と闘いながら下道をぶっとばし、いつもの153号道の駅平谷で力尽き車中泊。


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朝1:30に目覚めた時はこんな一日になるとは思ってもみなかった。 いい一日だった。
シホさん、またどこかで会えますよ、それが山の不思議な力なのです。 この記事見たら右のメールフォームから連絡ください。

帰り道に重要なことに気付いた、「あちゃ、ヒュッテの女将に挨拶するため登ったのに、すっかり忘れてもーた」。 それほど楽しい下山だったのであろう。 というか後で調べたらヒュッテ先週で閉じてた。。。


(2018/10/26)

地獄の乗鞍 (3,026m)

さぁ3連休。 4連休にグレードアップし、No2・3を攻め、あわよくばNo1も登り、日本でもほぼいないであろう「3日でNo1~3を制覇した男」になるという壮大な計画を描いたが、台風通過で、どうにも天気が優れない。 行くかどうか数日悩み、直前で「やっぱ、すっきりしないんで、また今度」と乗鞍+御嶽or焼岳に切り替える。 一度、乗鞍を下から登ってみたいと思っていた。 バスで2700mまで登るなんて、いくら屁たれとは言えアルピニストのプライドが許さない。


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走り慣れた19号を北上し、6時間弱で乗鞍高原へ。

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まずは、知る人ぞ知る、完全無料の秘湯せせらぎの湯へ。 山道をちょっと歩いた渓流の脇にある。


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硫黄臭プンプン。 白骨温泉を始め、乗鞍近辺の温泉はみんな白湯スープ系。


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寝床は観光センター駐車場。 晩飯はスーパードライと、ワンタン入りカップメンに更にワンタン12包を足した超ワンタンラーメン。 さすがに食べていて気持ち悪くなった。 7:30頃に就寝するも、未明にすごい雨風で起き、日の出とともに、自家用車で行ける最高峰三本滝レストハウス1800mに移動。 何とか雨は上がり6:00エントリー。


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紅葉かなりイイ感じ。 寒いがTシャツ一枚でずんずん歩く。 


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相当歩いたが、たった2000m。


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グネグネの車道を串刺すようなに続く登山道を歩く。 夏山と違い、いいペースで歩ける。


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ようやく2400m。 寒いので手袋をはめる。


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紅葉きれい。 来てよかった。


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まだ2500m、こんなガレ場を独り歩く。 どんどん寒くなる。


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きれいやなぁ。 誰一人会わない。 寒くて汗は止まった。


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停まると寒いので、歩き続ける。


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ようやく2600m、まだ先は長い。


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ようやく剣ヶ峰登山口に。 避難小屋で安城出身の神奈川ハイカーと歓談。 雲に突入しベタベタ。


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ようやく登山っぽくなってきたぜ。


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ようやく2700m、あまりの寒さにTシャツ一枚では耐えきれない事に気付き、ウィンドウブレイカーの袖を通す。


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10:00肩の小屋到着。 バスで登ってきた人達と合流。 無料休憩所がうれしい。 50人ぐらいの人が寒さから逃れ避難してる。


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「さぁ、行くか」と山小屋を出ようとしたとき、見覚えのある顔が。 「もしかして、以前猿投山一緒に登った人じゃないすか?」と声をかけると、「あ”-!達人さんだぁー、びっくりぃー!」と驚きの再会。 娘ぐらいの歳だが、娘より愛嬌がある”すえまい”コンビ。


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ようやく2800m、爆汗+寒さ+休憩で足が攣りだした。 やばいが毎度の事と、塩アメをほうばる。


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寒い。。。


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2900m、若人に追いつく。 眩しいぐらい元気である。


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ベタベタ+強風て蚕玉岳は地獄。 ここまでで何十回手鼻を噛んだことか。 「暑くて登れるのか?」と思っていた登り出しがウソのよう。 こんなに寒いとは夢にも思ってなかった。


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頂上小屋はナギ。 穂高のホの字も全く見えましぇん。


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5時間弱の11:00ピークハント。 寒すぎ。


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何も見えず。


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勝利の猿投山タオル掲揚。 頂上小屋に戻り食事を摂るが、あまりの寒さに頭がおかしくなりそうになり、呂律が回らなくなった口で、若人に「お先に戻るわ」と残し、「さびぃー、しぬぅー」と叫びながら、3000mの世界でトレラン下山。


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自分の足で下山する計画であったが、変なプライドは捨て、バス乗り場へ。


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下山後すぐ温泉に入るが、寒さで崩れた身体はすぐに戻らない。 二座目は断念し、くしゃみ100回以上しながら、ティッシュボックス助手席に下道で帰宅。 


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今回の秘密兵器はこれ、100均(キャンドゥ)の簡易ウォシュレット。 感激するぐらいのアイデアグッズ。  どんなペットボトルにも付けれる。 いろはすはイマイチで、CCレモンがいい具合。


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地獄のような寒さだった。 死ぬかと思った。 雪山は完全防寒の上、覚悟して臨むので寒さには耐えられるが、秋山は油断するとこうなる。 思わぬ出会いもあり、忘れられない山行になった。

(2018/10/7)

上越の山巡り③ (高妻山、2,353m)

さぁ100名山3連投目の高妻山へ。 理想は奥社→蟻の塔渡り→戸隠山→一不動→五地蔵山→高妻山であるが、そんな体力はどこにも残っていない。 辿り着けるかも足の具合次第。 チャンスは今日のみ。


夜10時戸隠キャンプ場着で、朝5:30エントリー。 新道の方が時間が短いが入り方がよく分からず。
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キャンプ場は大盛況。 みんなご自慢のキャンプ用品を広げている。 普通の都会人はこのレベルで「自然を満喫した」と満足するのであろう。 ゲートで呼び止められ登山届提出。 「今日は雨ですから気を付けてください」とあり。
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誰もいない広大なのどかな牧場を進む。
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しまいに柵もなくなり牛軍団と同じ空間を通る。 ある意味断崖絶壁より怖い。 相当歩いて「やってもうた、絶対この道じゃない」と確信し、引き返す。
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40分ロスでようやく旧道入口に。 登山届には新道と記載したがまぁよい。 歩き出してすぐに「足も体力も全然回復できてない、今日はあかん」と気付く。
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沢を何度も渡るとても歩きにくい登山道。 ドロドロつるつるで何度も手が泥だらけになり沢で土を落とす。
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ヌメは鎖はあるが、つるっつる。 というか長年の酷使でアウタソールの山がなくなっている。 そろそろ替え時かなぁ。
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足が重い。。。3tトラックぐらい。 ちょっと歩いてはすぐ休憩。 「もうアカン、山頂辿り着ける気がしない。。」
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気付くと帯岩。
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続いて、つるっつるのの鎖場。
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ようやく水場。 水はまだあるが、これまでになく清水に魅せられたこの旅、飲んでみる。 うますぎ。 ここまで登って来た人にしか味わえない美味しさが身体に染みわたる。
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水筒に入れると、ブロック氷と相まって、美しすぎる水の色。 どんな宝石より美しい。 ずっと見惚れていた。
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ヘロヘロで9:30に一不動着。 登り口から600m↑/4kmでCTの2倍かかった体たらく。 高妻山まで丁度半分。
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時間もまだあるので頑張ればピークハントも可能だが気力ゼロ。 「もう高妻山なんて無理です私、『このダメ野郎!』と呼んで頂いて結構です、女王様」とギブ宣言し、土間で爆睡。 
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起きるとかなりの雨。 雷も鳴りだした。 「敗退のいい言い訳ができたが、やばい、雨であの鎖場超えるの大変だわ」と引き返し、登りにくい登山道=下りにくい登山道を慎重に下る。 せっかくここまで登ってきてもったいないが、登山は気分次第。 気分が乗らないときは無理しない。
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ようやく牧場近くに辿り着き、何かが横切ったと思ったらサル。 木の上から枝を揺らしキーキー威嚇される。 しばし睨めっこし、刺激しないように足早に抜ける。 ちょっと怖かった。
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12:00駐車場着いた頃には、全身ベタベタ。
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帰りは、戸隠そばを食べたかったが、沿道に連なるそば屋はどこも超満員で、山を2つほど越え、40kmぐらい走った美麻という山の中の小さな食堂に入る。 入った時は「そばモード」であったが、隣の人のトンカツ定食の大きさと安さ(780円)にびっくりし、方向転換。 滅多に食い物屋を誉めない私も「おばちゃん、トンカツも煮物もうまかったし、キャベツ大量に食べれたし、安いし、大満足だったよ」とお礼を。 飲食店の人はこういう言葉を糧に頑張っているのだろう。 高くて不味いものはいくらでもある世の中、これからも頑張って欲しい。
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北アを横目に、下道で7時間かけ帰宅。 ということで高妻は敗退。 火打と合わせ、また次の機会に。 
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てな訳で全長850km/4泊5日の旅は終わり。
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総括
・「あわよくば4山制覇」とスケベ心満々で臨んだ旅だったが、全然体力が伴ってない。 そもそも一番大事な「根性」というものがないのが致命的。 やはり夏山は人一倍苦手。

・水は2L帯同。 灼熱ではない曇りで、水場もあったので何とかなった。 とにかく清水の美しさとおいしさを再確認した旅であった。

・初めて、額ハチマキタオル、団扇を使ったがよかった。 夏山には必需品となった。

・川潜らーセットも持って行ったが、新潟の水は冷たすぎで泳げなかった。

・タブレットを家に忘れたのが悔やまれる。 やはり自分が全行程のどこにいるのかを把握して登らないとペースが作れない。 

・色々あり、気分的にノリが足りなかった。

(2018/08/13)